鬼武者1〜3 (2007.01.20)

戦国時代の侍が、鬼の力を身につけて刀で敵をバッサバッサと斬りまくっていくアクション。
リアルに表現された戦国時代で、一人の侍を操作して物の怪どもを倒しながら進んでいく。
時は戦国時代――
表の歴史に記されることなく、桶狭間の戦いで織田信長は命を落としていた。
しかし幻魔一族という化け物の手により、幻魔として復活することになる。
金城武演じる「明智左馬介」は、幻魔に連れ去られた親族の雪姫を助けるため、小谷城へやってくる。戦いの果てに、幻魔王と退治する左馬介。その戦いを見届けていたのは幻魔として復活した織田信長だった。

主人公である左馬介は、幻魔に滅ぼされたという鬼一族の亡霊から鬼の篭手を授かり、鬼の力を手にして幻魔に立ち向かうことになる。
基本的に刀で物の怪をバッサバサと斬り倒していく。
連続で斬ったり、突きや斬り上げなど、多彩な技もこなすことができる。
鬼の篭手の力により、空中を漂う魂を篭手に吸い取り、力の源とすることができた。そして篭手に力によって剣の形状を変化させ、雷・火・風の各属性を付加することによって強力な必殺技も繰り出すことができる。
さらに敵の攻撃が当たる瞬間に攻撃すると、“一閃”という斬り技が発動して敵を瞬殺できる。
また弓矢や火縄銃を使うこともでき、ある程度の遠距離攻撃も可能となっている。
小谷城という城が舞台となるが、とにかくグラフィックがキレイで、リアリティを感じることができる。登場する幻魔も、戦の鎧を着ていたりして和風な世界が表現されている。
【鬼武者2】


幻魔王亡き後、新たな幻魔の王となった織田信長は、幻魔の軍勢をもって天下を治めようとしていた。人間の柳生一族と鬼の一族の間に生まれた柳生十兵衛(松田優作)は、幻魔に滅ぼされた柳生一族と鬼一族の敵を討つため、織田信長の首を狙う。
今回の主人公は松田優作が起用されている。彼が演じる柳生十兵衛は、鬼一族の血が混ざっているため、鬼の篭手がなくともその手の平から魂を吸い取ることができ、さらに力を解放して鬼の形態へ変身することもできた。今回から一閃を繋げる連鎖一閃が登場したことにより、一閃の爽快感も増した。
織田信長を狙うのは柳生十兵衛だけではなく、個性的な4人のキャラクターも登場する。
ステージの途中で実際に彼らを操作することもある。銃や槍など個性的な武器を駆使して攻略していくことになる。また物語の進め方次第で展開も変わってくるので、一回のプレイで全てのイベントを見ることはできない。

『鬼武者』の良さは、リアルで本格的な時代劇のゲームであったこと。
けど『鬼武者2』に何か違和感を感じるのは、恐らくカラクリが登場するからだと思う。木や銅のカラクリならとにかく、もう完全に未来のロボットである;;
銀メッキの馬が登場した時は正直目を疑った(汗)
空飛ぶ要塞や桃太郎のような幻魔も登場するし、ユーモアと壮大さが加わった一方で、シリアスな和の世界観が少しポップになった感じもする。
【鬼武者3】


物語は、後に「本能寺の変」と呼ばれる一夜から始まる。明智秀光率いる軍勢が本能寺へ攻め入った。秀光の甥である左馬介(金城武)も、幻魔王である信長を討つべく本能寺へ攻め入る。
しかし幻魔の科学者ギルデンスタンの時空装置により、遥か未来のフランスへ飛ばされてしまう。幻魔は時代や国を超えて天下を支配しようと企んでいたのだ。2004年のフランスでは時空装置によって戦国時代の日本からやってきた幻魔により大混乱に陥っていた。そして時空装置の歪に巻き込まれ、フランスの軍人であるジャック(ジャン・レノ)が戦国時代の日本へやってきてしまう。ジャックは鬼一族の亡霊から、元の時代へ戻るには信長を倒すしかないことを悟し、鬼の篭手を与える。
左馬介とジャックは元の時代に戻るため、そして幻魔を操る信長を倒すため戦いに身を投じるのだった。

今回の主人公は、金城武演じる「明智左馬介」と、ジャン・レノ演じる「ジャック・ブラン」の二人。
イベント毎に二人を交互に操作し、戦国時代の日本と、21世紀のフランスを攻略していく。基本的に左馬介はフランスで、ジャックは日本が舞台となる。
左馬介は「鬼武者1」に続き、刀が武器となる。
一方でジャックの武器は鞭である。鞭は鬼の篭手の力で変化し、チェーンのような剣や、鎖のついた鉄球など、伸縮性を生かした武器を操ることになる。ロープのように使って移動したり、物を掴んで投げたりすることもできる。

フランスの舞台は、モン・サン・ミッシェルやエッフェル塔、凱旋門など、とにかくビジュアルがキレイ。侍がフランスで戦う様子はなんだか新鮮で面白い。
日本の安土城での幻魔の大群との一戦は、とにかく迫力がある。幻魔の大群に突っ込み、一閃で蹴散らす爽快感は鬼武者3ならでは。
物語は本能寺に始まり、本能寺に終わる。
鬼の力を解放した左馬介と幻魔の力を操る信長の対決により、物語はその結末を見る。
『2』で時代劇の一線を越えてしまったように感じたが『3』はもはやその比ではない。現代のフランスが登場している時点で時代劇とは程遠いものになっている。意外性によるインパクトはあったけど、冷静に捉えられるようになってしまうと、もうそこにあまり意味を感じなくなる。
制作スタッフによると、鬼武者はもともと三部作で最後は時代を超える展開になることはあらかじめ予定していたそうですね。
僕は一作目のシリアスでポップではない時代劇の雰囲気がすごく好きだったので、できればああいう雰囲気の和をもっと感じたかった。けどフランスの町や建築物はすごくキレイで、それらを駆け抜けられる感覚には感動した。
そういえば鬼武者1・2・3が信長三部作と呼ばれるのなら、今後、時代や設定を変えて別の「鬼武者」が登場するってことですかね。
まさか「新鬼武者」でお終いじゃないよな〜。。。;;
今度は本格的な時代劇として、PS3の鬼武者が見てみたい!
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