<< 御法度 GOHATTO | main | つみきのいえ >>
スポンサーサイト (2012.08.11)

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | -
Dolls [ドールズ] (2009.09.02)
Dolls


         ― Dolls ―

 



監督  北野 武
音楽  久石 譲





・紐で結ばれた男と女。
・老齢のヤクザと、何十年も待ち続ける女。
・堕するアイドルと、彼女を慕い続けるファンの青年。


この映画は、3つの視点によって綴られてますね。
独特な色彩美で、日本の情緒豊かな四季の色彩だったり、和を感じさせるゆるやかな間で演出されていた気がする。(’ー’)
人形浄瑠璃から始まる展開といい、すごく神妙で厳かな映画だったなー。





この映画が描いていたことは、愛だったと思う。 
でもこの映画では、バカ正直に「愛してる」だなんて言葉は出てこないのね。
大事に想う人のために何か犠牲を払おうとする人もいれば、自分なりに一つの形を示せたことで、その結果残酷に終わる人もいる。
理屈ではないんだろうなぁ…(’ー’;)
単純に、「愛の映画だねコレ!」って簡単に言って片付けちゃうことが恐れ多いと思ってしまうほど、何か深いものを感じる。
深いねー…。深すぎて難しいわー…;





特に、“紐で結ばれた男と女”のエピソードは、映画を見終わった後も妙に心に残った。
男のせいで女が精神的におかしくなってしまったことから、男は女をヒモで縛り、自分にくくりつける。
女をこんな状態にしてしまった責任感からか、男は女を見捨てず、共に歩いていく。
女が転べば、紐がひっぱられて男も転ぶ。
女が歩けないような道は、男が手を差し伸べてあげる。
そうやって二人が、四季の中、ひたすら色んな道を歩いていたのは、まるで二人の人生をそのまま表現していたみたい。
人が人を演じるのではなく、まるで時間や感情そのものを演じているかのようだった。



精神的な障害者となった女は、何かが欠けた人間になったにもかかわらず、そんな女のほうが、何かから開放され自由でいるかのような印象も受けた。
固定概念が振り払われて、大人になって失ったものをもう一度取り返したかのように、より純粋に喜怒哀楽を感じているみたい。
それに引き換え、逃れられない自我と責任によって、男の方こそ大きな重荷を背負っているようにも感じる。




この映画の内容って言葉で表現することが難しいと思う;;(’∀’;)
言葉で核心を表現してしまったら、なんだかそれは嘘になってしまうかのような気もする。きっと頭で理解するだけで、心で理解するには至らないと思うから。
自分で散々書いといていまさら何言ってんだって感じはしますけど;;(’∀’;)
とにかくすごく抽象的な映画ではあったけど、ある部分をすごく具体的に演出していた映画なのかもな〜って思える映画でした。










JUGEMテーマ:映画の感想




| 映画(邦画) | 20:33 | - | trackbacks(0)
スポンサーサイト (2012.08.11)
| - | 20:33 | - | -
この記事のトラックバックURL
http://blogstyle.jugem.jp/trackback/249
トラックバック