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アイズ・ワイド・シャット (2010.12.26)
Eyes Wide Shut








開業医のビル(トム・クルーズ)と、その妻アリス(ニコール・キッドマン)は、何不自由のない生活を過ごしていた。
しかしアリスには浮気願望があり、それを知ったビルは、妻への疑心と邪念に悩まされるようになる。
やがてビルは、興味本位から謎の仮面パーティーへと足を踏み入れるのだが・・・





トム・クルーズとニコール・キッドマンの微妙な表情や演技は、リアリティがあってホントすごい!
家で二人がケンカするシーンは、ちょっとゾっとするセリフがあって緊張感があったなぁ。男の意見、女の意見だけでなく、男が隠した本性、女が隠した本性が垣間見える。これを書いた脚本家は男のようだけど、男女両方の視点をこれだけ生々しく捉えられたのは結構凄いと思った…。



この映画は、衝撃を受けるというか、精神的にくるね・・・。
スタンリー・キューブリックの映画って、どれも妙にゾっとするような怖さを感じる。『シャイン』はもうホラー映画として言うまでもなく、『2010年』では、宇宙という果ての無い真っ暗な空間や、人口知能HALの思考に、人知では理解しきれない怖さを感じちゃったわけで、今回じゃあ誰もが持つ性愛というものに、底の見えない深さを感じちゃったわけです。




この映画は性愛を、ある意味追求しすぎてはいけないタブーのように描いていたと思う。
人は、愛や性に対して感動する一方で、恐怖し、快楽に溺れ、時には命が消える。その奥深さは闇の底まで続いていて、見ようとすればする程、理解できないことを知っていく、といった感じに。
そんな性愛の闇と夫婦のわだかまりを乗り越えて、ようやくやり直せるかもしれないという局面に差し掛かった時、お互いを再びより知るためにしようとしたことは、やっぱりアレだったという単純さと皮肉。
性愛の姿は、人としての本能的な本来の姿であり、オブラートを包んだ普段の状態こそが偽りなのかも。




ちなみにタイトルの『Eyes Wide Shut』とは造語のようですね。
「目を見開く」(Eyes Wide Open)という言葉に対して、本来ならありえない「目を見開いて閉じる」という意味にしてる。スタンリー・キューブリックがこの造語に込めた意味は分からないけど、この映画を実際見た人だったら、それぞれの解釈ができるのかもしれない。





 
| 映画(海外) | 15:49 | - | -
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