★名家の娘“ペネロピ”(クリスティーナ・リッチ)は、先祖にかけられた呪いにより、豚の鼻と耳を持って生まれてきた。
呪いが解かれる方法は、同じような名家の者に、心から愛してもらうこと。
ペネロピは、一人の青年との出会いをキッカケに、外の町へ飛び出していくが・・・
★明るい独特な雰囲気がすごくいい映画だね。
あくまで現実世界ではあるんだけど、童話を感じさせるようなゴシック調の世界観が良かった!
この監督は、1カットにかける拘りがすごいね。それでいて編集の流やテンポが素晴らしい。
台詞の言い回しとかも、センスがあるというか、一々面白かったなぁ。
家に閉じ込められて育ったペネロピが、外の世界でいろんな物を見ていくシーンは面白い!
彼女にとっては、分からないことばかりで全てが新鮮なんだなー。
母親の娘に対する扱いも印象的で、娘を第一に心配しているつもりでも、世間の体裁ばかり気にしていることには気付いてないんだね。
容姿に欠点を持つ(と思っている)女性が、それでも自分自身を愛し、今までずっと閉じ込められていた場所から、一歩踏み出していく姿がいい。
女性に対するメッセージということだけでなく、いろんな人に置き換えられるメッセージなんだと思った。