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ゴールデンボーイ -Apt Pupil- (2010.11.20)
ゴールデンボーイ







高校生の“トッド”(ブラッド・レンフロ)は、ナチスのホロコースト(大量虐殺)を研究するうちに、近所に住む老人(イアン・マッケラン)が、かつてホロコーストを執行していたアウシュビッツ収容所の幹部で、戦争犯罪人であることを探り当てる。
トッドはその事実を公にしないことを条件に、教科書が語らない虐殺の実態を、老人から聞き出そうとする・・・。





原作はスティーブン・キングの小説。
老人の弱みをにぎり、脅迫してナチスの実態を聞き出そうとする少年のお話ですね。
やがて少年が、虐殺の実態を知ることであったり、老人を命令する立場に立つことで、人を支配しようという欲望に染まっていく様子が妙に気味悪い・・。
老人も、ナチスの服を強制的に着させられることで、眠っていたかつての感覚・忠誠心が覚醒させられる様が不気味でした。





この映画は、心の闇を残酷な映写で表現するよりも、心理的な不気味さで表現していた気がしますね。少年と老人が、互いに弱みを探り、優位な立場に立とうとする姿も、人間として妙に生々しいわ。



ナチスの組織力は強力だったんだろうなぁ。戦争とはいえ非道すぎることを行っていたわけだけど、とはいえ絶対的な組織に贖えない個人の弱さとか、強力な統率力の影響があったんだろうと思わされる・・。
あの環境に立ったとして、自我を保てて、自分の道徳観を優先して行動できる人なんてどんだけいるんだって話で。
こんなもん会社の上司に反抗するのとはワケが違うわけで、独裁政権に抵抗するなんて怖くてできなかったはずだよね。


世間から距離をとって人を支配できるようになった人間は、自分で意識してようがしてまいが、結局大きく変わってしまう可能性があるんだな。少年が変わり果て、行っていたことは、結局ナチスの人間と似たようなことなのかもと思いました。






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